ついに携帯が!!!2015年04月11日

私の使っている携帯電話(ドコモ)は5年半ほど前に購入したものです。シニア世代向けなので、操作部の文字が大きく、機能もシンプルになっています。

私の場合、家族間の通話やメールにたまに使う程度なのですが、内蔵された“歩数計”の機能は散歩の歩行実績記録用として重宝しており、私にとってはこの携帯が不可欠なものとなっていました。

「歩数計が不可欠であるのなら、いっそのこと携帯のおまけ機能を使うよりも専用の“歩数計”のほうが小さくて高機能なのでは?」という考えもあったのですが、散歩途中で不測の事態が生じた場合の緊急連絡用にということも勘案し、この携帯一つを持ち歩くのが最も現実的ということになり、今に至っています。


ところが先日、いつものように散歩の実績を確認しようと画面を開いたところ、画面が真っ黒で何も表示されません。「えっ?、えっ?」と思いながら、閉じたり開いたりしましたが、何の変化もありません。
全開状態

表側にあるサブ表示器には通常通り表示されているので、電源が入っているのは間違いありません。

何とかしてその日のデータだけでも確認したいと思い、あれこれ試したところ、ゆっくり開いて半開きの状態だと、メインの表示器にかろうじて表示されることが分かりました。とりあえずデータの確認ができたので一安心です。
半開状態

今回の異常は、どうやら開いたことを検出して液晶部を作動させるための回路が故障してしまったことが原因のようです。5年以上経過しているので、そろそろ寿命なのかも知れませんね。

翌日、この携帯を購入したドコモショップに行って相談したところ、2つ折りタイプによくみられる典型的な症状なのだそうです。修理すると日数がある程度かかるし、費用も1~2万円かかるとのことでした。

「それならば買い替えようか」と思ったら、同じようなシニア世代向けのもので、本体の価格が37,500円ほどなのだそうです。年金暮らしの身には、4万円弱の臨時出費はかなり負担です。ちなみにシニア向けスマホに買い替えた場合には、6万円以上もするのだとか。

さてどうしようかと悩んでいたら、ふと「子どもがスマホに買い替えたとき、まだ使える携帯(ドコモ)が眠った状態になっている」ことを思い出しました。眠っている携帯を当面の代替品として利用し、“歩数計”については別途購入するのも一案と考え、慌てて買い替えることをせずに帰宅しました。

家に帰って、“眠っている携帯”を探し出しました。充電をした後、“FOMAカード”を差し替えて電源を入れたら、正常に動作が始まりました。とりあえず外線に接続してみたら、普通に通話ができるようです。どうやら普通に使えそうです。あとは、携帯の本体に残っている電話帳などのデータの入れ替え作業をすれば、“乗り換え完了”です。
お下がり携帯

FOMAカードの差し替え
 
それにしても以前の機種に比べると、操作部の表示がかなり小さいですよね。高齢者にとってはこれが問題なんですが、高額出費を抑えるためにはやむを得ませんね。

乗り換えた“お下がり携帯”に慣れるため、いろいろいじっていたら、なんと!この携帯にも“歩数計”の機能が内蔵されていることが分かりました。半ば諦めていただけに、「ラッキー!!!」です。
歩数計の機能

この歩数計機能では、以前の機種と同様に“通常歩行の歩数”や“いきいき歩行の歩数と時間”などが計測できるようです。これで、新たに“歩数計”を購入する必要もなくなりました。操作部の文字が小さいことさえ我慢すれば、すべての問題は解決です。

あとは、従来の携帯による歩数記録とお下がり携帯によるものとの間に、どれだけの違いが生じるのか気になるところです。これまで散歩による歩行実績を数年間続けたきたので、携帯を換えたことによって歩行実績の値が大きく変わるようなことがあると一貫性がなくなってしまいます。今後、同一条件における両者の計測値を比較するなどして検証していきたいと思います。


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最後に、蛇足ながら参考情報です。

ドコモには“ケータイ補償お届けサービス”があり、月々280円の費用でこのサービスに加入できます。今回のように携帯が故障した場合には、このサービスにより無償修理あるいは新しいものに交換ができるみたいです。

このサービスに加入できるのは新しい機種を購入したときだけですが、例えば5年で買い換えが必要な故障が生じたと仮定すると、
   280円×12ヶ月×5年×消費税 ≒ 1万8千円
で新しいものに交換することができます。サービスに加入しなかった場合に比べると、半額程度で済むことになるんですね。

携帯を10年ほど使い続けた後に故障した場合には、積算したサービス加入料金と買い替え費用がトントンになってしまいますが、今どき同じ携帯を故障なしで10年も使い続けられるとはちょっと考えにくいので、このサービスは“お得感”があると言えます。

「こんなことなら、私もこのサービスに加入しておけば良かった」と今さら思っても、“後の祭り”ですね。