道路にはみ出した庭木2012年09月21日

私の散歩コースには、歴史があると思われる民家がけっこうあります。そのような家では、敷地境界付近に植えられた庭木がかなり大きく育ち、道路側に大きくはみ出している場面を見かけます。
はみ出した庭木の例

このような庭木のあるところで、庭木を避けるために大きく迂回して電線(電力、電話、ケーブルテレビなど)を通している場所を散歩の途中で見かけました。
変則的な電線の設置

上の写真は、道路の左端に沿って電線を通している場所なのですが、はみ出した庭木を避けるために道路中央付近まで迂回させながら苦労して電線を通したように見えます。

このような変則的な電線の設置状況を見て思うのは、“インフラを合理的に設置することよりも、個人宅から道路にはみ出した庭木を保護するほうが優先されるのか?”といった疑問です。


上記の例のほかにも、大きく育った街路樹の枝の隙間をぬって電線を通している場所も見かけます。このような場所をみると、“風が吹いて枝が大きく揺れると、電線を痛めてしまわないか”と余計な心配をしてしまいます。

また、大木というほどではない高さ2~3mの庭木が道路側にはみ出し、歩行者や車両の通行に支障をきたしている場所もみかけます。“はみ出した庭木を避けるため、歩行者が車道側に迂回して通行した結果、もし交通事故が起きたとしたら、責任問題はどうなるのだろうか”などと余計なことを考えてしまいます。


総じて言えば、“道路管理者の権限を活用すればもっと合理的なやり方ができるのではないか”と思うのですが、たぶん道路管理者・インフラ設置業者・地権者の間で話し合いや調整が最大限なされているのを私が知らないだけなのでしょうね。

まあ、他人様のことをとやかく言ってもしょうがありませんので、せめて自宅に植えた庭木が他人様の迷惑にならないように心がけようと思います。