冷蔵庫の消費電力推移 《その2》2012年11月06日

7月28日のブログで紹介した“冷蔵庫の消費電力推移”の《その2》として、この半年間の推移について紹介したいと思います。

冷蔵庫は三菱電機製で、容量は370リットルです。使い始めてちょうど20年になります。仕様によれば、月間の消費電力は31kwhとなっています。

計測を開始した5月10日以降の消費電力推移は次のグラフのとおりです。このグラフでは、縦軸の単位を「kwh/D」と表記しています。これは“1日平均の消費電力量”を意味します。
推移グラフ1

計測を開始してから真夏になるまでどんどん消費電力が増加し、秋になって気温が下がり始めると消費電力が減少するという傾向が明確に表れています。また、日ごとの気温変化を如実に反映していることもわかります。

この夏の最大値は以下のとおりです。参考までに、月平均値および年平均値に換算した値も載せておきます。
  ●日平均値:2.98kwh 月平均値:90.6kwh 年平均値:1088kwh
夏場のピークでは、この冷蔵庫の仕様で示された値の3倍程度になってしまうんですね。もともとの省エネ性能がその程度なのか、経年に伴う性能劣化によるものなのかについては、残念ながらこのデータだけではよくわかりません。

また、この半年間の累計消費電力量は380kwhでした。この数値の半分が冬場半年間の消費電力量と大雑把に仮定すると、年間の消費電力量は570kwhと推定されます。


日々の計測値から毎月の平均値として算出した結果を以下に示します。上のグラフを月ごとに平準化したものと考えてください。当初は1年間計測を続けるつもりだったので、グラフの横軸を12ヶ月分の表記としています。縦軸の単位は上のグラフと同じ“1日平均消費電力量”です。
推移グラフ2
最も暑い8月がピークとなるきれいな傾向を示していますね。なお、11月は5日間しか計測していないので不確定の値になります。


今後、さらに気温が下がる冬の間はどのような推移になるのか興味のあるところなのですが、残念ながらこの計測は11月5日で終了になります。実は、ついに冷蔵庫を買い替えることにしたからです。

4月に冷凍室の氷塊除去をしたときには、「そろそろ、この冷蔵庫も寿命かな」と思っており、この夏を乗り切れるかどうか心配でしたが、なんとか乗り切れました。8月の暑い時期には、冷凍機のモーターが回りっぱなしで、ようやくモーターが止まったかなと思ったら、霜取りのヒーターが作動するという状況でした。また、冷凍機の作動音もだいぶ大きくなってきたようです。

日常の食料品を溜め込んでいる冷蔵庫の場合、「壊れたので買い替える」という買い替え方法だと、買い替えた冷蔵庫に食料品を入れ替えるまでに、食料品がダメになってしてしまうと考えられます。そのため急いで入手しようとするあまり、電気屋さんに在庫の機種を言い値で買うことになります(選択の余地があまりありません)。

ねらった機種をできるだけ安く買うために、使用中の冷蔵庫が何とか正常に働いている間に買い替えなければと思っていました。

そんな中で、候補としていた機種が次のモデルに切り替わるタイミングとなり、市場価格が底値に近くなり、また在庫が少ない状況になってきたので、買い替えを決心したというわけです。

買い替えたのは、東芝製のGR-E50EX(501リットル、6ドア)という機種です。
新しい冷蔵庫
この機種は年間の消費電力量(公称値)が230kwhということなので、我が家の節電にはかなり貢献してくれるものと期待しています。参考までに、この値がそのまま我が家の使用実態になるのであれば、これまでの冷蔵庫の半分以下に節電できるという計算になります。

新しい冷蔵庫の消費電力量が実際にはどの程度なのか興味あるところですので、これまでと同様の方法でチェックしてみようと思います。データの蓄積ができたら、ブログでお知らせしますね。

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