稲の刈り取り2014年09月01日

昨日の散歩途中で、早くも稲が刈り取られた田んぼを見ました。8月中の刈り取りというのはかなり早いほうだと思われます。
稲が刈り取られた田んぼ

8月下旬になると急に気温が下がり、夏日にもならない最高気温の日が続き、また雨の日も多かったので、実った稲が倒れてしまったようです。本来ならもう少し待ってから刈り取る予定なのが、倒れてしまったのでやむなく刈り取ったのかもしれません。
稲が倒れている田んぼ

こちら(次の写真)の田んぼの稲はまだ倒れていないのですが、かなり実って穂が垂れ下がっています。田んぼの中に看板が立ててありました。よく見たら、“稲の刈り取り適期”が書いてありました。農協の名前で発行されていたので、農業指導の一環で看板を立てたのかもしれません。
収穫適期が表示された田んぼ

このように垂れ下がるくらい実っているのに適期が10日後ということは、前出の刈り取った田んぼの場合、やはり稲が倒れたので早めに刈り取ったのだと思われます。

散歩による地球一周旅行《その2》2014年09月04日

6月23日のブログで紹介した“仮想の地球一周旅行”(詳しくはこちら)の続編です。

8月末時点で本年の累積歩行距離は3,301kmになりました。これで2011年8月以来の累積歩行距離は10,769kmとなります。これより地球上の現在位置を推定すると、米国のほぼ中央部でテキサス州内になります。
現在位置

現在位置をさらに詳しく見ると「ヒギンズ(Higgins)」という市に近い場所になります。ヒギンズは、人口425人の小さな町で、テキサス州とオクラホマ州の州境から2kmのところに位置しています。ヒギンズはこんな雰囲気の場所です。(Googleマップから引用)
ヒギンズの風景

ヒギンズはあまりに小さい市で情報が少なすぎるので、もう少し戻ったところの市について調べてみました。

現在位置から140kmほど戻ったところに「ダルハート(Dalhart)」という市があります。ヒギンズと同じテキサス州で、ニューメキシコとテキサスの州境から50kmほど東に位置しています。標高が1,214mと高地で、人口は7,930人です。夏(7月の平均)の最高/最低気温は32℃/17℃、冬(1月の平均)は9℃/-7℃で、年間の降水量は470mmほどです。(Wikipediaから引用)

茨城県と比べると、ダルハートは高地だけあって寒暖の差が大きく、年間の降水量は半分以下になっています。ダルハートの町の雰囲気はこんな感じです。(Googleマップから引用)
ダルハートの風景①

幹線道路と併行して鉄道が走っているんですね。高い建物がほとんどない町みたいです。
ダルハートの風景②

9月末頃には「オクラホマシティ(Oklahoma City)」の北側を過ぎて、「タルサ(Tulsa)」あたりまで進んでいると予想されますので、節目になったら到達地点周辺のことを話題に取り上げたいと思います。

自動販売機に住所表記?2014年09月07日

先日、あるテレビ番組で「自動販売機に設置場所の住所が表示されている」ということが取り上げられていました。事件や事故などで緊急通報する際に、場所を正確に通報できるようにするための配慮なのだそうです。

自動販売機に住所表示してあるなんて知らなかったので、散歩コースにある自動販売機で確認しました。確かに住所表示用のシールが貼ってあり、そのシールに住所が書いてありました。
住所表示ステッカー

私が確認した範囲では、必ずしもすべての自動販売機に貼ってあるわけではなさそうです。30箇所以上の自動販売機を確認したところ、住所表示がなされていたのは7割程度でした。

また、同じ場所に複数台設置してあるところでは、その中の1台だけに貼ってあるパターンが多いようです。まれに、並んでいるすべての自動販売機に住所表示してあるケースもありました。
複数台設置の場合

自動販売機に住所表示するようになった経緯についてネットで調べたところ、一般社団法人 日本自動販売機工業会および一般社団法人 全国清涼飲料工業会のHPに掲載されていました。以下に同HPの説明の要点を引用させていただきます。

 *緊急通報しようとした場合、そこの住所が分からなくて困ったという声が多い。
 *電柱やビル壁面などに住所の表示板が見られるが、町名までの粗い表記が多く、
  また設置場所が網羅されているわけではない。
 *全国で約250万台設置されている自動販売機を活用すれば、
  それなりに社会貢献できると考えられる。
 *社会貢献の目的で自動販売機に「住所表示ステッカー」を貼ることにし、
  2005年1月から開始した。

私が調べた範囲では、すべての自動販売機に貼ってあるわけではないようです。また自動販売機を設置する場所として、利用者が多そうな場所を選定しているので、あらゆる場所に設置されているわけではありません。


緊急通報する際、その場所を通報するためには「電柱の識別記号を知らせるのが良い」とよく言われています。電柱ならよほどの山奥でもない限り設置されていますので、場所を特定するのには良い手掛かりになると言えます。

また、電柱ほど網羅されているわけではありませんが、以前のブログで紹介しました「道路標識(規制標識)に表示されている場所コード」も、通報の際に利用できる可能性が高いと思われます。(詳しくはこちら

上記二者に表示されている認識記号場所コードの意味は一般に人には理解できないのに対し、自動販売機の住所表示ステッカーには住所そのものが表示されているので、通報者にも理解できる点が大きな特徴だと言えます。

せっかく社会貢献の配慮がなされているので、自動販売機に住所表示ステッカーが貼ってあることを頭の片隅に留め置いて、緊急通報する機会があった場合にはうまく活用したいものです。

博物館の見学2014年09月09日

散歩の途中で、ふと気が向いて「土浦市立博物館」に立ち寄りました。この博物館は1988年7月に開館したのだそうですが、これまで一度も入ったことがないので、「一度は見てみるか」という気になりました。入館料が105円というのもその気になった要因です。
市立博物館

内部の陳列棚は撮影禁止なので、展示物のほとんどは撮影することができませんでした。展示物の大部分は、土浦の歴史と文化にかかわるものでした。

展示物の中には、将軍から賜った刀とか絵画がありました。いただいたパンフレットの中に、時の将軍「徳川綱吉」が描いた「馬図」がありましたので、スキャンした画像を掲載します。
馬図by綱吉

この絵は、土浦藩主で将軍綱吉の老中を務めた土屋政直が賜ったものだそうです。上手い絵なのかどうか私のようなど素人にはよく分かりませんが、綱吉公は狩野派に学び水墨画が巧みだったそうです。

博物館の玄関ホールには、明治時代の花火筒や花火玉が展示してありました。当時は松の木をくりぬいて筒を作り、竹の“たが”を巻いて補強したのだそうです。10号玉用の花火筒は高さが4m以上もあったそうです。
花火筒

これは、展示してあった10号玉です。
十号玉

ほかに、高瀬船の模型が展示してありましたが、うまく写真に納めることができませんでした。説明パネルには高瀬船の図も載っていましたので、そちらを撮ってきました。
高瀬船の説明パネル

外に出ると、お堀には沢山のコイが泳いでいました。
お堀のコイ

当時のままではないと思いますが、城址公園には立派な大手門(?)があります。
大手門

私は学生の頃から歴史が不得意だったのであまり興味が持てず、何となく展示物を眺めただけですが、歴史に関心のある人にとっては、興味深い展示物がいろいろあったのだろうと思われます。

稲のおだがけ2014年09月11日

ここ数日で、稲刈りの風景があちこちで見られるようになりました。稲刈りシーズンの真っ盛りといった風情です。

どこの田んぼでも、稲刈りは“コンバイン”という機械を使って行っています。コンバインを使うと、稲刈りと脱穀を同時にできてしまいます。また、脱穀した籾がある程度溜まると、トラックの荷台に設置した“グレーンコンテナ”に収容し、その後は乾燥機にかけるという手順になります。
コンバインとグレーンコンテナ

ある日の散歩で、このような近代的な収穫方法とは異なる、昔ながらの方法で稲刈りし、稲束を干してている風景を目にしました。
おだがけ作業

木や竹の棒で組んだ吊し棚を作り、そこに稲束を逆さに吊して天日で自然乾燥させるんです。この自然乾燥の方法は“おだがけ”と呼ばれています。
おだがけによる自然乾燥

おだがけで自然乾燥させると、葉の養分が籾の部分に落ちていって味がよくなるのだそうです。なお、稲の茎の切った部分から雨水が入り込まないように、天辺には防水ビニールをかけたりすることもあるようです。

おだがけのほかに、“はせがけ(はさがけ)”や“棒がけ(杭がけ)”と言われる方法があるようです。はせがけはおだがけを多段にする方法です。棒がけは長い杭を垂直に立て、その杭に稲束を組んで積み上げていく方法です。これらは最近ではめったに目にすることができなくなりました。
   (詳しくはこちらを参照してください)

このような手作業により、実った籾を丁寧に収穫するのは、“種籾”を求める場合とか、より味の良い米を求める場合が考えられます。私が見た農家の場合には、何を狙って手作業で収穫しているのでしょうね。残念ながら聞きそびれてしまいました。