7~9月期の歩行実績2014年10月01日

今回のブログでは、1月~3月の歩行実績(詳しくはこちら)、4月~6月の歩行実績(詳しくはこちら)に引き続き、7月~9月の歩行実績を要約して紹介したいと思います。

7月~9月の歩行実績は、下表のようになります。 
7~9月歩行実績

7月度および9月度は順調に歩行実績を積み重ねることができ、500kmを超えることができました。

8月度は、下旬に帯状疱疹に罹り(詳しくはこちら)しばらく養生したため、歩行距離が400kmにも届かない状況でしたが、月末に何とか持ち直してかろうじて400kmを超えることができました。

ちなみに、各月における散歩できなかった日数は以下のとおりです。
     7月……3日
     8月……8日
     9月……4日

毎度のことながら、表中の“いきいき”とは、連続してメリハリのある歩き方をしたときだけカウントした歩数であることを意味しています。また歩行距離については、直接測定したものではなく、いきいき歩数と平均歩幅から算出したものであることを踏まえて“いきいき距離”と表記しています。

このペースで散歩を続けられれば、本年の歩行距離が5千kmを超えるかもしれませんが、突然の体調不良など不測の事態が生じるかもしれませんので、皮算用はしないほうが良さそうですね。

散歩靴の更新2014年10月03日

これまで使用してきた散歩靴は、靴内部の踵の部分がほつれてボロボロになってしまいました。靴自体はもう少し使える状態にあるので、大きめの中敷きを使って踵部を補強し、寿命を延ばすことを試みました。(詳しくはこちら

この補強により、もうしばらくは使える状態ではあるのですが、靴底がだいぶ摩耗してきてクッション効果がほとんど得られず、まるで「地下足袋を履いて歩いているような感覚」になってきました。

ちなみに、この靴を使用した期間は約12ヶ月で、その間に4400kmほど歩きました。これだけの歩行に付き合ってくれれば、十分にその役割を果たしてくれたと思われます。そろそろ引退時期と判断し、新しい靴を購入しました。
更新した靴

購入したのは、これまでと同じブランドの“DUNLOP MOTORSPORTS”という商品で、カラーは黒です。
本当は白か茶色にしたかったのですが、お店には黒以外の色の商品がなかったのでやむなく黒にしました。

これまで使用していた靴と同じブランドなのに、靴底のパターンがまるで違っていました。
靴底のパターン

これまで使用していた靴にはクッション効果のためか、靴底の踵部に深い窪みがありました。その窪みに小石が挟まることがよくあり、挟まる度に苦労して取り除いていました。今度の靴にはそのような窪みがないので、小石除去の苦労をしなくても済みそうです。

使い始めるにあたっては、これまでの靴がおしなべて内部の踵部分がほつれるという劣化が最初に生じるため、予防策として大きめの中敷きを使って踵部の補強をしました。
踵部の補強

みた目には、「踵部を保護するための部分が歩行中に折れ曲がってしまうのではないか」と思われますが、靴を履くときだけ靴べらを使うなどして用心するときちんと形が保てるようです。

この補強により、靴内部の踵部分の耐久性が少しでも向上すればラッキーです。

散歩による地球一周旅行 《その3》2014年10月05日

9月末時点で本年の累積歩行距離が3,818kmになりました。これで2011年8月以来の累積歩行距離は11,286kmとなります。

これより地球上の現在位置を推定すると、米国のオクラホマ州を過ぎてアーカンソー州に入り、州境から20kmほどの所になります。(現在位置の求め方についての詳細はこちら
9月末の現在位置

現在位置から北東に17kmほど行ったところに「スプリングデール(Springdale)」という市があります。
現在地の詳細

スプリングデールは人口が約7万人で、アーカンソー州では4番目に大きい都市です。夏(7月の平均)の最高/最低気温は32℃/21℃、冬(1月の平均)は8℃/-3℃で、年間の降水量は1,130mmほどとなっています。標高は970mほどです。

私の居住地域と比べると、標高は違いますが、気温や年間降水量などの気候は似ているようです。スプリングデールの街はこんな感じです。 マクドナルドのお店がありますね。
Springdaleの街

それから、現在位置から4kmほど戻ったところには、「ウェディントン湖(Lake Wedington)」という湖があります。その周りはこんな感じの保養地になっているみたいです。 こういう場所でのんびりできたらいいですね。
ウェディントン湖


8月末時点の歩行距離で推定した現在位置はテキサス州でした(9月4日のブログ、詳しくはこちら)。9月末までの1ヶ月間にオクラホマ州を通過してしまったことになります。オクラホマ州に触れずに先に進むのは惜しいので、現在位置から150kmほど戻ったところの「タルサ(Tulsa)」という市のことを取り上げておきたいと思います

タルサは人口が40万人で、オクラホマ州では「オクラホマシティ(Oklahoma City)」に次いで二番目に大きい都市です。夏(7月の平均)の最高/最低気温は34℃/23℃、冬(1月の平均)は9℃/-2℃で、年間の降水量は1,040mmほどとなっています。標高は約200mで、次の写真にあるようにアーカンソー川を挟んで街が拡がっています。
Tulsaの街①

前述のスプリングデールより標高は低いですが、気温や年間降水量は似ています。タルサには高層ビルがあって、いかにも大都市という感じです。
Tulsaの街②


9月末時点で、米国の中央を過ぎ、どんどん東海岸に向かっている状況です。東海岸まで行ってしまうと、しばらくは海上(大西洋)になって話題がなくなりますので、それまではできるだけ多くブログに取り上げたいと思います。

【註】 本ブログにおける写真や地図はGoogleマップからの引用です。
    また、地域の情報はWikipediaからの引用です。

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最後に、つまらない雑学を一つ。
米国では、都市名にCityが付く場合と付かない場合があります。オクラホマシティ、カンザスシティ、アイオワシティなどは、州名と都市名が同じなので、区別するためにCityを付けるのだそうです。
でも、ニューヨークはCityが付かないし、州名と異なっていてもCityが付く地名がありますので、すべてに通用する法則ではなさそうです。

省電力家電の効果2014年10月08日

我が家では、一昨年の年末には冷蔵庫を、そして今年の年初にはエアコンを買い替えました。いずれも新型の省電力家電です。

これらの省電力効果がどの程度であったかについて、毎月の電力使用量により確認しました。


◆冷蔵庫の場合
古い冷蔵庫を使った一昨年の電力使用量に対して、新しい冷蔵庫を使った昨年の電力使用量を比較して棒グラフで表すと、次のようになります。
冷蔵庫の場合

新しい冷蔵庫に切り替えた後の電力使用量は明らかに少なくなっているようです。とりわけ、夏場の省電力効果が大きいことが分かります。


◆エアコンの場合
次に、古いエアコンを使った昨年の電力使用量に対して、新しいエアコンを使った今年の電力使用量を比較して棒グラフで表すと、次のようになります。
エアコンの場合

我が家では、エアコンを頻繁に使うのは冷房用だけなので、このグラフでは6月~9月の期間を対象にしています。

今年の夏には例年よりも頻繁にエアコンを使ったので(たぶん、時間にして2倍程度)、電力使用量が大きくなるのを覚悟していました。でも、6月~7月は昨年と同程度でした。8月~9月は昨年よりも大きく減少しましたが、これは省電力エアコンの効果だけでなく、夏の暑さが昨年ほどではなかったこと、秋の訪れが例年よりも早かったことも影響しているようです。


以上の比較から分かるように、最近の省電力家電による省電力効果は明らかに目に見える形で現れるようです。技術の進歩の賜ですね。

※ ここで取り上げた「冷蔵庫」と「エアコン」については、他の家電製品に比べて電力消費が大きいため、省電力の効果が毎月の電力使用量に現れやすいのですが、毎月の検針による電力使用量は様々な要因によって変動します。上述の省電力効果のグラフににはこの変動要因が含まれた形になっていますので、必ずしもグラフにおける電力使用量の差が省電力効果とは限らないことをお断りしておきたいと思います。

歩行中に感じる風2014年10月11日

今の季節だと、歩行中に“そよ風程度の風”があたると気持ちよく歩くことができます。

でも、散歩していてちょうど良い風が吹いていると思っていたのに、歩く方向が変わった途端に風が止んでしまったと感じることがあります。周囲には風を遮るような遮蔽物はないし、立ち止まって風の有無を確認すると、自然風は以前と同じように吹いているんです。

よく考えてみると当たり前の話なのですが、そのように感じるのは「歩行速度は自然風の速度に対して無視しうるほど小さい」と思い込んでいるところに原因があるようです。実は、上述の“そよ風程度の風”は速度が歩行速度に近いので、自然風を相殺するような向きに歩くと風を感じられなくなることがあるんです。

模式図を使って、そのメカニズムを説明したいと思います。
歩行時の風

逆風すなわち“向かい風”の場合(図中の左側)には、歩行中に受ける風の強さは自然風の風速Wと歩行速度Vを合計したものになります。一方、順風すなわち“追い風”の場合(図中の右側)には、歩行中に受ける風の強さは自然風の風速Wと歩行速度Vの差になり、両者が同程度の大きさだと歩行中に受ける風の強さは無風に近い状態になってしまうんです。

実際の数値を使って考えてみましょう。私の場合、歩行速度は約5km/h(詳しくはこちら)ですので、これを秒速に換算すると1.4m/sになります。自然風の風速については“そよ風程度の風”というのを経験に基づいて推定し、ここでは3.0m/sと仮定します。

逆風の状態で歩いているときには[1.4+3.0]=4.4m/sの風を正面から受けることになります。この値は心地良い風よりもやや強めの風ということになります。

一方、順風の状態で歩いているときには[1.4-3.0]=-1.6m/sの風、すなわち後から1.6m/sの風を受けることなります。この値だと歩行速度と同じ程度の風速であり、風が背中に当たるということもあって、風があたっているという感覚が得られにくくなるのだと考えられます。


ついでながら、自然風の向きに対して直交する方向に歩行する場合についても、次の図で説明したいと思います。
横からの風

歩行中に受ける風の強さは“自然風の風速と歩行速度と逆向きの風速との合成ベクトル”となり、斜め前方からの風を受けることになります。受ける風の強さは、それぞれの風速の二乗の和の平方根になります。


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「散歩時の歩行速度は自然風の風速に比べれば無視しうるほど小さい」と思い込んでいたために、つまらない勘違いをしていましたが、こうやって改めて考えてみることにより、歩行時に受ける風の強さには歩行速度がそれなりに影響するということが認識できました。